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ふかふか谷の物語 26


ツナスキンは走り続け、水音は徐々に近づいてきました。
程なく小さな水辺にたどり着きました。

ぴちゃぴちゃぴちゃ

ツナスキンは一心不乱に水を飲み続けました。
その水はふかふか谷の水とはかすかに違うような
何かの匂いがあるようでした。
でもその水はツナスキンの体の中にすっと
なじみ体の中の細胞を生き返らせてくれました。

どうだ、うまい水だろう、ツナスキン。
山の上の方から湧き出しているんだ。
正真正銘の湧き水さ。

顔をあげたツナスキンの前には小さな虫がいました。

やあ、君はさっきのどこにでもいる小さな虫くんだね。
またあったね。

ツナスキンがそういうと目の前の小さな虫は首を
フリフリ答えました。

さっきのどこにでもいる虫?
さっきのどこにでもいる虫は
今ではどこにもいない虫だろ?
僕はただのどこにでもいる虫さ。

ツナスキンはちょっと頭がくらくらしてきました。
なにを言ってるんだ、この虫くんは、
と思いながらも尋ねました。

ところで近くに町はあるかな?
ツナ缶があるような、
気の利いた町のことだけど。




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Author:toonnote
小型電気釜で陶器を作っています。陶器、カフェギャラリー、うちの猫みん、など日々感じることを綴っています。

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